東京厚生年金会館の安倍なっちコンに行く
モチベーションが低い時は予定の無い休日でも無理に予定を立てようとはしない。鏡を見つめて浅野温子っぽくしたたかな笑みを浮かべていさえすれば、それだけで1日を過ごせるから。鏡に愛を打ち明けようとした頃いっちい君から連絡を貰った。今日、新宿で行われる安倍なっちコンのチケがあるんだけど来ないか?ありがたい。正直なところ浅野温子面にも辟易していたし、なにより誘ってくれたことが嬉しかった。新宿に向かうことを告げて家を出る。この日初めて吸う外の空気。少し冷たい。見上げると今にも泣き出しそうな空模様だ。傘を取りに戻り改めて駅に向かう。電車が走り出して間もなく雨は落ちてきた。都内に近づくにつれその雨足は強まる。まして陽の傾きが早いこの時期の車窓は景色を隠して明かりの灯る車内だけを映し出す。窓に映る自分の面に見惚れていれば70,80分の道程もあっという間だ。最寄の新宿三丁目駅まで行かずに新宿駅から歩き出す。160円節約した。ケチんぼだ。会場前は雨宿りをするヲタでごった返している。その中からいっちい君、カツ君、TOさんを見つける。℃-ute出演ということでタコさんもやって来た。開演時間も迫り会場へ入る。久しぶりのコンサートだ。安倍なっちコンに関して言えば昨年秋の横浜以来で2回目だ。曲もセットリストも分からない。それでもコンサートの雰囲気を味わえれば充分だと思っていた。しかし始まってみると娘。時代の曲やタイトルこそ分からないにしろ耳にした曲が殆どで、はっちゃけるわけではないが心地良い楽しさだ。その心地良さは子宮で膝を抱えている感覚だ。そういえば自分は安倍なっちが好きな時期もあったんだ。終演後、母体から出ると外はまだ雨が降り続いている。雨に打たれる自分は産湯に浸かる新生児だ。これから続いていく活動へのモチベーションを得た。皆と合流。hassulnさん、TAさんにも会った。この日は飲みに行かずそのまま帰路についた。途中で空腹を感じたので赤羽駅構内の吉野家で乗り換え時間の6分を利用して食事を済ませた。普段なら6分で食事をしようなんて思わない。けど今日は早飯した。やる気のある証拠だ。明日は晴れるよ。